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人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

仕事を頑張る理由

私の思う「頑張る」のレベルは

「頑張る」というのは、ここまでやってしまえば、案件的に要件を満たせるけれど、損益を度外視にしてこれをやって品質をよくしたい、あるいはお客さんを喜ばせたい、といった感覚や、この案件は家帰って考えたいあるいは学びたい、とか仕事以外の時間に仕事に関わることをする意欲が湧く瞬間が少しでもある人は、仕事を「頑張っている」人だと思います。よし、自分いけます、語ります。ちなみに、仕事を「頑張る」理由です。働く理由ではありません。

整理すると

①仕事ができるようになりたい。

②お金を稼ぎ、将来の不安を取り除きたい。

③仕事自体のやりがいや楽しさ

なんだか書いててわけわからなくなって、二週間くらい前に書いた記事を、リライトしつつ整理しました。ちょっと頭を整理すれば、①をもっと分解できる、あるいは①と③は一緒にできるかなと思って考えながら書いてたんですが、ちょっとうまくまとまりませんでした。自分の意識の高さのルーツは、社会貢献とかお金からではなさそうです。お金は割と整理して語れるので、最初に書きだしときます。

お金を求める理由は(②)

お金は単純に物を買えるとかだけじゃなくて、少し遠出したいとかそういう経験的なことでも、お金があると気軽になってアクセスしやすくなります。何か計画しようにも、お金を算段して挫折してしまったりで、お金がないときは、いつもと違うことをするのが少し難しく感じます。

それ自体貧しい発想なのかもしれませんが、心が貧しくなるような感覚があります。禅問答みたいですね。

加えて、実は一番大きいかもしれないお金に対するモチベーションは、将来の不安です。

自分のような凡才が、適当に仕事をやっていたら、5年後、そして10年後に、今のような生活レベルを保つことは難しいだろうという危機意識です。日本はこれからなかなか厳しそうで、東京オリンピックの一年後くらいには、緩やかなリーマンショックがやってくるんじゃないかなあと、勝手に思ってます。

そんな、リーマンショックの中にあっても、健康で文化的な、最低限度以上の生活をして、生き残りたいのです。親元で暮らしている今の自分の経済状態を将来に渡って、キープ出来ることが理想です。

今みたいに気ままに本を買って、週末は美味しい店にいったり、 好きなゲームを我慢せず買ったり、服を買ったり、とか、何か興味を持ったことについて、気軽にお金を投資し続けたいのです。

自分の老後、老人ホームに入れるお金も貯めなくてはいけません。

楽しいからとかやりがいとか(③)

仕事自体の楽しさややりがいからです。いつも楽しいわけではないのは言うまでもありませんが、自分の想像したとおりにことがうまく進んだり、あるいは、仕事に関わっている誰かの助けになれたり、している瞬間はやりがいを感じますね。

もっと、ITドナドナエンジニアたる自分よりに話をすると、プログラムを作ること、技術的な課題をクリアすることはそれ自体楽しいですしね。

 結局、仕事に限った話でなくて、何か人に影響を与えてしまう物事を長時間とりくんでいて、全くてきとうに済ませることなんて、なかなか出来ないことだと思います。

仕事も,こなれてくると違うのかもしれませんが、ルーチンワークではない限りは、この位の真剣さは

仕事ができるようになりたい(①) 

ここが結局③と②につながる話なのですが、全部が全部ではないので、①です。つながるとこから順に説明すると、

職に困らないだけのスキルを身に着けることが出来れば、将来の不安を払拭することができる。あるいは、職場で認められて給料を上げてもらうかもしれない。ドナドナたる自分のことでいうと、単価をあげてもらえるかもしれない。これはお金の①につながります。

そして、仕事ができるようになれば、それは楽しいです。今まで、できなかったあるいはうまくできなかった課題をクリアできるのは快感であり、やりがいになります。出来なかったここれは②です。

それでも、この仕事ができるようになりたいという欲望は、たぶん①と②からくる概念でなくて、発端も対象もその欲望そのものだと思います。昨日よりも今日、仕事をうまくこなしたい。

仕事を通して自分の成長を実感する。みたいな格言じみた、耳タコなフレーズがありますね。「仕事が人格的な成長を促す」ような思想を感じて自分はとても苦手です。

立派な人が立派な仕事をする、んじゃなくて、立派な仕事をした人が立派だ、と周りから見なされるのであって、良い結果を残すためには、良い人間である必要はない、と思っています。

①は要は、己の成長への願望に違いないわけですが、成長という言葉を使いたくないのはこれが理由です。

ただし、技術を度外視して「こうすれば、仲間は上司はお客さんは会社は、の助けになる」ことを考えた時に思いつく行動は、割と自分にとっては「立派な人間」の行動パターン、に近いことが多い気がします。「立派」という言葉の範囲の問題もありますが。

IT

業界のことはわかりませんが、ITには夢があると思います。ITで実現できるかもしれない夢のようなこと、それと地獄みたいなこと、沢山あります。そういう世界を構築するものたちの一員として、自分が関われることもモチベーションの一つです。