0.5人月

人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

有給中の鑑賞記録をつける

ハッピー・デス・デイ

知る人ぞ知る傑作ホラーコメディ。鼻につくビッチな主人公が、マスクを被った何者かに殺されて終わる一日をループする映画。

主人公を殺すその容疑者を探すも、そのリストが多すぎて回避ができずに悪戦苦闘の死にまくり。主人公のその性格の悪さが癖になる。

オチはよめるかもしれないし、Xがそうだとして殺人の蓋然性も気になった。でも見やすくて面白い映画だと思う。ホラーコメディと称されるだけあって、とことん殺されるくせに殺されるシーンすらまま笑える。

ハッピー・デス・デイ2U

ちゃんと続編をしてました。SF(少し不思議)して今回はもうちょっとシリアスでそのSFのどまんなかのテーマによった形。それだけに主人公の憎らしさが減ってしまったのは個人的に残念だけど、その分あの藤原紀香みたいな女キャラがずっと立ってる。コメディをうすくし、そしてSFよりの良い映画になってました。

悪魔のいけにえリターンズ

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あいつが帰ってきました。直球でB級でした。B級ホラーありがちなところどころの登場人物の謎の挙動はすごく目につくけど、その分というか展開が早い。80分のこの短さでこれだけのスプラッタとスリルはなかなか見やすくて良い。ちゃんとこうなりそうだという観客の予想を外そうとしてくれていて刺激的。あと、人の物理的な動き、判断、には不自然さはあるけれど人物自体にはぼちぼち説得力はあって、帰ってきたあいつの背景にもどこか説得力がありました。ホラーだと思います。

マイ・インターン

アン・ハサウェイロバート・デ・ニーロというなんとも神々しいツートップが出てくる仕事映画。定年後のじっさんが今どきIT企業にインターンで入社し、そこの会社のエースのキャリア・ウーマンと仕事でプライベートで交流を深めていく話。

「良い映画」という感じでした。フェミニンな香りもして「政治的に正しい映画」という嫌な言い回しもできるにはできますが、全く嫌味がない映画です。話の核になるキャリア・ウーマンの選択はもちろん、話の中でデニーロがする細かな選択もとても良かったです。

七人の侍

映画もたまには古典にふれておこうと鑑賞しました。小学生並みの感想ですが、ほんとに「THE映画」って感じがしました。前半は正直退屈な時間もありましたが、後半は合戦のシーンを筆頭に引き込まれます。

あらすじを読むととても単純で実際に内容だってそう違わないのですが、こんな娯楽映画の中にどすんと腹にくる後味をくれるのが名作といわれる所以だと思いました。次は小津安二郎ですね。

イカゲーム

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去年あんまりにも流行ってたから今更見てみました。見てびっくり、これが本当の泥仕合という様相。

日本のデスゲームだったら葛藤してたり、もっと感情的になったり長考したりなにかの行為を劇的に見せたり、人の表情をかっこよくみせたり、とかしてると思うんですが、全体的にドライというか、人の行為には一程水準以上でまず割り切りがあってそれでいて試合内容は本当に泥、泥、泥。デスゲームのリアリティを強く感じれました。韓国ドラマや映画は、目を背けたくなる部分を描くのがうまいというか丁寧な気がします。

CUBEのようなパズルは当然ないし、バトル・ロワイアルのような青春もない、あるいはソウのようにサディスティックな部分もないけど、なにか今まで鑑賞した作品の中で「何だこのデスゲームはヌルいんだよ」と感想を抱いたことがある人にはおすすめな一本だと思います。自分はそのへんで満足しました。

一つ、残念なのは結末。神や地獄を持ち出すならば、テーマと呼べるものが欲しかったです。正直見つからなかったというか、そういう作品の強さがなかったように感じました。

ゲームで物語消費

あとはスカイクロラ見返したり、来る、とかホラー映画を見返したりしてました。この期間は沢山見よう、とか意気込んでも結局そんなもんです。

本も読んでましたが、それよりなによりSteamゲームのFFのピクセルリマスターをひたすらプレイして物語消費していました。FF1、FF2、FF3と初めてクリアして、FF5FF6もまたクリアしました。楽しかった。FF3は正直史上最もうんちなRPGだと思いましたが、それ以外のナンバリングタイトルはともかくシンプルで面白かったです。

それと、FF5FF6は音楽聞くだけでノスタルジーがあふれてなんだか泣けてきました。FF6とか戦闘から街からダンジョン、人のテーマ曲まですべての楽曲がすきでした今もそうです。音を新しく、というような、完全正統派アレンジでたまらなかったですね。ひとつ「仲間を求めて」はやっぱりどんなアレンジ聞いても、SFCの音が一番いいですね。サントラ欲しいよー

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