http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/
前日譚みたいなもので、楽屋裏のようなものだから仕方ないんだけど、常人の話すぎてがっかりしてしまった。
常人なので、動機も殺しもセンスがない、普通。挙句「弱者背負い」でテロを始めた挙句、暴徒たちの真ん中で気持ち良くダンス始めちゃって、もー残念。それじゃバットマンに勝てないぞ。これならお前さんが撃った司会者の若い頃の方がいい勝負できそうだ。
「みんなが困る顔がみたい」一心で、他人はもちろん、自分の命まで懸けてくれる最強のエンターテイナー、そんな一面を一瞬でも見せてほしかった。唯一、最後だっせえシーンながら幸せそうに刑務所を走り回ってたのは嬉しかったけど。
ヒースジョーカーとジャック・ニコルソンジョーカーを経て、俺が考えた最強のジョーカー、みたいなのが頭にある中で、この作品のタクシードライバージョーカーはあまりに頼りなさすぎたのかもしれない。
正直、今年見た映画の中では、ワーストだった。日曜の貴重な時間をチクショーと不満を叫びたい気持ちに襲われ、たまらず一時間前に見終わった映画の感想を、日記に起こしたくなってしまった。
ただ、逆に、今年一番面白かった映画は何だろうと考えても、全く頭に浮かんでこない。まあいいか。一番良いとか一番悪いとかって、人が与える評価で一番価値のないものだと思うから。
