定時前、修正の漏れに気づいた私は、慌ててAPIに手を入れた。すぐにテストを開始しようと、開発環境にデプロイしつつも、DBツール(DBeaver)を使ってテーブルにテストデータを突っ込んだ。
すると、いくらテストデータを追加しようも、出来立てのAPIのレスポンスは前のデータを返すままであった。おかしい。修正したソースが反映されていることは、サーバー上で確認した。
すかさず私は、レプリケーションだ、と推察した。反映が果てなき遅いレプリケーションなのだと私は思った。開発環境なのにレプリケーションを組むのは、それほど規模がある会社でもないのにレプリケーションを組むのは、きっとみんなが開発熱心だからなのだと私は考えた。反映が遅いのは今メンテをしているのだと思った。アナウンスがないのはインフラエンジニアがニタニタしながら新しいアーキやライブラリを試しているからに違いないと思った。
この論理の正しさを確かめるべく、「DBは何台ある?」とインフラを心得る歴戦のバックエンドエンジニアに私は聞いた。「1台だ」と彼は即答した。
絶望した私は、悲観にくれながら、PCのシャットダウンにかかり、DBeaverのタスクを切ろうとすると、DBeaverは私に言った。
DBeaver Community | Free Universal Database Tool