0.5人月

人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

誰彼がオススメです

『誰彼』 法月綸太郎

マジキチ推理小説

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暴論、暴論、アンド暴論。で間違えまくった挙句、たまらず探偵、椅子蹴り上げるマジキチミステリ。別人?気づけよあの(←)クソ共。節穴すぎだろあの女。

『銀河の壺なおし』 PKディック

銀河の壺なおしは流石に草

タイトル大草原不可避なディックの偏差値低そうなサイバーファンタジー。敵も味方も戦いもシュールすぎる。ちなみにヴァリスみたいなメンヘラバキバキ小説ではないが、キメキメ感はある。

迷路館の殺人綾辻行人

金田一少年で映像化しながら読んだ感がある。相変わらず読みやすくてわかりやすく面白い。誰彼と違って、まとまってる感ある。死体の描写にスプラッタの気が出てきてた。単純に読んでて面白かったけど、最後のどんでん返しについては自分は好きではなかったです(辛辣)

『皮膚の下の頭蓋骨』P・D・ジェイムズ

私KAWAEEEEE小説

女探偵コーデリアグレイの受難。とかでラノベ化することもできるだろう、この小説の鬱陶しいくらいに文学的で絢爛な文章を削りさえすれば。
私KAWAEEEE小説は悪口みたいですが、実際かわいいかつ凛々しいです。一口で二口おいしい英国ヒーローミステリみたいな感じです。『女には~』が凛々しさかわいさけなげともう欲張りすぎだった。今回はかわいさ以上にはかっこよさ。最期なんかマーベルヒーロー感があります。

ソラリススタニスワフ・レム

「地球外生命体」の古典

地球外生命体とのコンタクトというシンプルなテーマでありながら、ホラーでサスペンスでロマンスでハードSFで哲学思想の領域あり、とすごく濃厚な作品。自分もずっと無邪気に「宇宙人」と定義したがるフィクションに違和感を感じてきていたので、すっと胸がすく思いでした。地球外生命体というテーマにかけての古典中の古典という感じです。とはいえ、新約のせいかリーダビリティが高いし、すいすい読めます。

読書の秋っすね

珍しく外出が多かった10月でしたが出先でも沢山本読みました。書いたのは長文書くつもりはないけど、でも一言言っておきたい割と最近読んだ小説リストでした。誰彼は笑いました。

ソラリスは今週のブックフェスティバルのTシャツつながりで読みました。現地でソラリスのTシャツしかなくても落ち込まないように。読んでよかったです。ほんと名作。大好きです。

なんか色々貼りましたね。スクラップブックみたいで個人的には後から見返すのが楽しいです。