0.5人月

人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

登山した


苦行であり修行

那須高原の登山行ってきました。一泊二日です。車中泊含めると二泊三日か。登山は正直、苦行以外の何者でもなかったです。寒くて足が痛くて肺が辛くて吹雪いていた山頂では死ぬかと思いました。景色は何も見えなかったです。

コースも同行者に任せててよくわかってないです。山頂とはいえ、那須岳のてっぺんに行けた訳ではないです。隠居倉と熊見曽根あたりについたでしょうか。後から1300mくらいとは聞きました。ちょっと意識朦朧としてたところもあったのでてっぺんにある石碑すらまともに見てません。

それと、一泊二日で3名それぞれテント張ってのテント泊だったんですが、寝る直前で自分だけ山小屋での宿泊に切り替えました。正直、寝たら死ぬと思った夜でした。

飯は、今回連れてってくれた同行者が鍋ができるレベルの物を持ってきてくれたり、自分はホットサンドメーカーを持って行ったのでかなり充実してました。

ホットサンドメーカーのナイスな料理の出来栄えとか色々あったんだけど、写真が全然取れませんでした。余裕が全くなかったです。

こんなに辛かったのに、もう登山なんてやらね、と言えないところが山登りの深みでしょうか。下山や飯作り、温泉、そして今日地上に戻ってから、なぞのカタルシスがありました。また春になったら比較的イージーな山で山小屋泊でも挑戦したいです。

同行者二名はやっぱり歴戦の登山家なのですが、当然歩行スピード、スタミナに、ギャップが生じてしまって申し訳なさを感じました。もちろんこっちのペースに合わせて待ってくれたわけですが。

そこは今回の登山で感じた明確な失敗と負い目です。ただ、おかげで楽しく安全に帰ってこれたのは感謝しかないです。

以下、登山を終えての学びや良かったことリストです。

  • 登りは勾配の度合いによってかなり負荷が違うので速度ではなく、自分の心肺、呼吸音を聞いて、あくまで自分のペースで登ろうとすること。
  • 登山でキャンプ泊は、寒くなくても初心者には厳しいと思った。寝袋テント、クッカー、食料アルコールの重みは山小屋で荷物を置くという行為を挟んでも辛い物がある。
  • 山小屋のあの家の感じはとても良かったです。初めてですし一般化するには早すぎるとは思うのですが、やっぱり外が辛い分中が輝くというか、基本的にありがたがれる場所だということを知りました。
  • ホットサンドメーカーはフライバンにもなって万能で使いやすい。料理も楽しかったので家でも使ってみて遊びたいと思う。

f:id:ezioize:20201101172813j:image

  • ここ10数年、経験したことないくらいのアウトドア体験。体力がないと死ぬ、というくらいに生存本能が揺さぶられて良い刺激になった。
  • テント広げたり料理作ったりして「キャンプとかめんどくさいが勝つに決まっとる」という心象から「めんどくさいしつまんないだろうけどやってみるか」になりました。バイク納車されたらまず平日空いてそうなところでソロキャンやってみようと思います。いや冬やべえかな。
  • 山小屋の温泉が最高です。なんかやばい薬入ってんのかと思うくらいに心地よかったです。喉乾いてて甘いもの不足してる時にコーラぐいっといった時のような感触。逆にずーっと長居する感じではないか。

f:id:ezioize:20201101172602j:image

死ぬ直前
f:id:ezioize:20201101172658j:image

下山の時にやっと晴れた。
f:id:ezioize:20201101172624j:image

外寒いから余計うまい。