0.5人月

人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

旅行日記④:台湾・台北 (3泊4日)

1日目 出発 ~ 台北テルチェックイン

朝、高速バスで最寄駅から直接成田へ向かう。集合時間を大幅に巻きつつ到着。集合場所のターミナルを間違えるトラブルも、何事にもならず時間を持て余す。今回は自分含めて3人での旅行である。

飛行機はFSCで、機内食が出た。飛行機内でがっつり飯を食べるのは初めてだった。いまいちなリスニングのせいか、不可避的に「フィッシュ」となった。それでも、はじめての機内食にテンションが上がった。

到着すると、台湾はすでに夜。両替に、SIMの購入、などを済ませて、電車に乗り込んだ。電車からタクシーに乗り継いで、ホテルに向かった。外の景色に異国感はあまり感じなかった。ホテルは3人1部屋だが、想定していたより綺麗で窮屈には感じなかった。

ホテルにつくと、すぐに、夜飯を取りに出かけた。火鍋を食べようということで、友人がホテルのフロントに訪ねて教えてもらった。教えてもらった火鍋屋について、ネットを調べて見ると、大変な高スコアをはじいていた。 

店は、火鍋のバイキング形式で味はそこそこという感じだったかもしれない。2つのスープのチョイスさえわけがわからずにいる、ジャパニーズ3人組は、わけのわからぬ具を取ってきては鍋に突っ込んで、鍋の下部に次々謎の物質を沈殿させていくビギナーっぷりをかました。ホテルのフロントもそうだが、店員さんは愛想がよかった。f:id:ezioize:20190321231916j:image

隣のテーブルに、山盛りのデザートを、皿に盛ってはなんどもおかわりしている台湾人男性を見て、一同は驚愕するなどした。また、酒を飲んでいる人が稀なのが、目を引いた。

2日目 台北、温泉、夜市

台北散策

台北でショッピングをしようと、朝早くから動きだした。陽の光によって、昨日見えていなかった台湾の街並みが明らかとなった。整然とした区画や、意味のわからない漢字の看板に、心を踊らされた。

最初に、台北の地下街でショッピングをしようとしたが、少し早くに到着しすぎたせいで、店は空いておらず、シャッター外となっていた。移動時間的に丁度良いということで、そこでは開店を待たずにそのまま台北101に向かった。

台北101ショピングもせずに、台北101展望台に直行した。入場料は高く、かつ、行列で苦労したが、正直何の感動もなかった。そういやスカイツリー行ってないからいかないとなと、友人が言った。全くだ、と展望台から景色を眺めながら思った。f:id:ezioize:20190321232813j:image

さっさと展望台を下り、101から出ると、小籠包を食べに飲食店に向かった。が、混みすぎていて、断念した。とりあえず通りがかった食べたかったものを食べることにした。トマト風味が独自で、ちょっと狙いと違うが美味しかった。明日も食べたい味だ。今ブログ書いててまた食べたいと思った一番の料理かもしれない。f:id:ezioize:20190321232305j:image

次はスイーツだ。f:id:ezioize:20190321232331j:image

スイーツは美味しいが量が狂気だった。残念ながら食べきれなかった。ラーメンのあとでは食べきれる量ではなかったが、美味しいのは確かだ。

北投温泉

スイーツを食べた後は、お土産を買いたい友人と別れて、2人で北投温泉に向かった。駅近くは比較的発展しており、少し歩くとすぐに温泉街が見える。そこの景観は箱根に少し似ているかもしれない。f:id:ezioize:20190321232425j:image

最初は、水着を用意せずに済むこと、タオルを買えること、という条件で、少しケチってホテルに備え付けという感じの温泉に入った。狭く、バスタオルもなかった。全体的に圧迫感があって、少し失敗だった。

ただお湯に浸かるのは快適だ、と友人と2人盛り上がり、次は、最初に候補にあげて躊躇った、地元民が利用するという温泉に入った。

ここの温泉は中々印象的だった。建物の構え受付含め少し趣のある感じで、中に入って男湯の暖簾をくぐると、温泉に続く狭い通路一本にロッカーがあって、男たちが着替えていた。かなり混雑しており(ちなみに女湯は満員とあった)、人が通る狭苦しい通路で、人が通るたび、ロッカーを開け閉めしつつ服を脱ぐ。湯に向かうと、その湯の光景に愕然とした。20人近い男達が湯の周りで壁を背に座っているのだった。この光景は、個人的には台湾で1番か2番に印象的な光景だった。迂闊に湯に近づくと、死ぬ、そんな気がした。写真が欲しいと心から思った。

シャワーは3台しかなく、シャンプーやリンスなど、かけらも見つけられなかった。男達は3台のシャワーに並んで自分の番をまった。

先ほどの温泉で洗っていたので、さっさとシャワーを浴びて湯に向かう。40度級の湯と、45度級の熱い湯があったが、45度の方に浸かった。湯心地はなぜだかとても心地よく感じた。45度なのに、長く浸かって入られたのがその証拠だ。

湯に入って少し落ち着いて気がついたのは、40、45のそれぞれの湯の両脇には、瞑想している長がいることと。皆概ねタオルを持っていないということだった。裸の男達が、フルチンで湯を囲む、ここには確かな秩序があった。

湯に上がってから「なんかやべえな」「すげえな」と友人と言い合ったが、「いい湯だった」というとこまで、意見は一致した。

www.longnice.com.tw

温泉を出ると、コンビニでビールを買って飲んだ。これは最高だった。実は、台湾での初アルコールだった。台湾では看板など出していないのはもちろん、飲食店内でも全然お酒が目立たなかった。

士林夜市

夜市の駅で、お土産買いに別れた友人と合流する。「俺はうんこをたくさんした」となぜだか誇らしげだった。異国の風にやられたのかもしれない。f:id:ezioize:20190321234331j:image

士林夜市が一番大きいということで、ここ向かう。夜市の雰囲気は嫌いではなかった。日本の祭りのあの出店の雰囲気は嫌いだが、ここ台湾の夜市の出店は、飯を食うことが第一目的であることが、わかってとても良い。

パンフレットに載っていて気になっていたチキン、やたらと列の長い野菜の肉巻きなどなど、途中Tシャツを買い、クラフトビールなども飲んだ。金魚すくいや、射的のような店、いわゆる日本の祭りの出店が目立ち、そしてそれが賑わっていることに驚きを覚えた。平時に開いていて、人は入るのだろうか。

ある程度歩いて満足すると、夜市の地下街へ向かった。ここの空気もまたなかなか趣き深いものがあった。f:id:ezioize:20190321234400j:image

活気が凝縮されたような空間だった。客は食べて喋る以外にやることを知らない様子だし、店は客を呼び込んで料理することに必死な様子にみえた。

ここでは、ゴキブリが食材の近くを歩いているのをみても、あまり嫌悪感を感じなかった。食材が次々流れていくのを雰囲気で感じとれたせいからかもしれない。

ここには親子連れなどが多くいて、席には、上の外界の夜市では見られなかった。アルコール、と言っても必ず台湾ビールだが、を摂取している大人達か沢山いた。

メニューはとこも似ていて、規格があるようだった。てきとうな店に入って、ビールと料理を頼んだ。味はやはり良かった。写真が無いのが惜しいが、ここで台湾で食べたいとあたりをつけていた台湾式のオムレツのようなものを食べた。食感はゼラチンのようでいて、少しもちもちしていて、薄目の天津飯のような味、これはとても自分好みの味だった。

地下街で食事を済ますと、最後に、台湾式とあった足つぼマッサージ店に入った。30分足つぼで、30分全身のコース。日本人の観光客で満員だった。痛かった。肩と腰のつぼで激痛。でも気持ち良さもある。全身マッサージは心地よさに眠くなった。国内でもマッサージ店に、もっと行ってみても良いなと思った。

帰り際、22時を超える時間だったが、未だ夜市はやっていたし、駅に降りようとする人の流れも見た。

ホテルに戻ると、シャワーを浴びてすぐに寝た。この日は、ここ久しく経験したことないくらいに、ぐっすり寝ることができた。

3日目 小籠包、九份

3日目は最初に、昨日満席で行けなかった小籠包のお店に向かう。10時半くらいに、鼎泰豊本店に到着。すでに、外で行列で、日本人観光客だらけだった。整理券と注文表をもらって30分待機して入店。f:id:ezioize:20190323220005j:image

肉汁がたっぷり、という印象以外には特別どうというわけではなかった。うまいうまいと大騒ぎするタイプではない、上品なあじだった。日本の鼎泰豐はどうかは気になった。

次に、うんこレストラン。f:id:ezioize:20190323215918j:image

これもどうというわけではなかった。うんことかそういうネタを真面目にやると、こうもつまらないのか。友人はうんこかき氷を頼んで、その量に面食らっていた。 f:id:ezioize:20190323215935j:image

九份

次は、例の千と千尋のモデルこと、九份に向かう。ここで、電車から見える景色が台北とは違った。古めのマンションが目立ち、農家などを見つけられるわけでもないのだが、人の姿があまり見えなかった。とてもエモかった。f:id:ezioize:20190323215520j:image

九份の最寄駅に到着すると、タクシーを捕まえて九份へ。タクシーの運転は、完全にレースゲームのそれだった。

10分程度で到着した九份は、夜市以上に混んでいた。店などがあるところを全て歩くと1時間程度だろうか。それなりの広さがあった。f:id:ezioize:20190323215440j:image

ここにある普通の飲食店で、死体が並ぶ鳥を食す、美味い、小籠包も鼎泰豊よりここの方が美味しかった。途中で立ち寄った流行りのタピオカジュースも悪くなかった。

一通り歩いて、満足すると、暗くなるまで食事処で座って待った。f:id:ezioize:20190323215408j:image

f:id:ezioize:20190323215245j:image

いわゆる一番の写真スポットは、本当に混んでいる。なかなか前に進めない。

ここで完全に日が暮れた頃に、この旅唯一の3人の集合写真をとった。日本人の観光客がいたので、頼んで撮ってもらった。とても良い写真だ。

帰りはタクシーで、台北に出て、また昨日と同じく夜市に行って、マッサージ店に行ってから、出店で飯を食べた。随分歩いたが、マッサージのおかげで疲労感は薄かった。 

4日目 帰り

ホテルの朝食をとって、そのままホテルから配車してもらったタクシーで空港へ。

お土産に例のパイナップルケーキと、試食して美味しかったお土産屋で、良さげな月餅などを買った。

www.sunnyhills.com.tw

荷物が大変なことになった。お土産を買うつもりならスーツケースは当然あって然るべきだと反省した。

飛行機の端末には、まだ日本公開されていない作品も多々あった。これは海外旅行あるあるなのかもしれない。帰りの飛行機でマッドマックスを見た。とてもよかった。

今度は聞き取れたので、機内食は「Beef」。ビーフの味は牛丼のそれだった。

空港に到着すると、各自お別れ。1人待ち時間が1時間近くできてしまったので、吉野家に行った。やっぱりこっちのビーフの方がうまかった。

バスは、成田から高速バスで一気に最寄駅に行ってくれた。バスを待つのと、乗ってる間でクワイエットプレイスを見た。こっちはまあまあ。

総括

初めての海外旅行だった。友人のおかげで焦らずのんびり満喫できた気がする。行ってる最中に楽しかったのは勿論あるが、それ以上に行ったことによって得るものが多い気がしている。今度はもっと異国っぽいところに行きたいと思っている。